クロミプラミン Clonil 10mg（Clomipramine hydrochloride Clonil 10mg） – 300錠

効能/効果

早漏症の治療

– 膣内挿入後、射精までの時間が2分未満の場合で、早漏症が持続的または再発し、個人的苦痛が大きかったり、対人関係に困難があり、射精制御がうまくできない場合

用法/容量

– 性行為約2時間から6時間前にこの約1錠を1回投与する。 最大投与回数は24時間以内に1回を超えないこと、

早漏症の治療のためにこの薬を処方した医師は、最初の4週間または6回の投与後、薬の危険性と患者が報告する有益性のバランスを評価し、この薬の投与を継続することが適切かどうかを決めなければならない。

使用上の注意事項

1.早漏症の治療剤

この薬の主成分であるクロミプラミン塩酸塩は、従来の抗うつ剤として使われている。 しかし、この薬は早漏症の男性患者対象の医薬品であり、うつ病や他の精神科的疾患を持つ患者に使われてはならない。 この薬は小児、女性に使用されてはならない。

診断されていないうつ病を除くために、この薬の投与前にうつ病の症状及び徴候が評価されなければならない。 SSRI、SNRIを含む抗うつ剤とこの薬の併用は禁忌である。 この薬の投与のためにうつ病または不安治療を中断することは推奨されない。 この薬は精神疾患に使用されず、うつ病による症状悪化を排除できないため、精神分裂症などの精神疾患があったり、うつ病が共存する患者にはこの薬を投与してはならない。 基底精神疾患または薬物治療の結果で症状悪化が発生する可能性があるためだ。 そして、患者に憂鬱な考えや感じがすると、直ちに医師に知らせるよう勧告しなければならない。 この薬を投与する間、憂鬱症状が現れる場合、この薬を中断しなければならない。

2.次の患者には投与しないこと

1)この薬の主成分または他の成分に過敏症のある患者

2)脳の器質的障害、うつ病、不安障害、自殺傾向性、精神分裂症、躁うつ病などの主要精神科的疾患を持つ患者または病歴のある患者

3)他の早漏症治療薬を服用中の患者（他の早漏症治療薬と併用投与した研究がないので、他の早漏症治療薬と併用投与しないこと）

4)三環系抗うつ薬（ジベンザゼピン系）に交差過敏症のある患者

5)この薬の投与前後14日以内にMAO阻害剤(モクロベミドのような選択的、可逆的なMAO-A阻害剤も含む)、選択的セロトニン再吸収阻害剤(SSRI)、セロトニン-ノルエピネフリン再吸収阻害剤(SNRI)、選択的セロトニン孝顕剤(トリプタン類)を投与している患者

6)最近の心筋梗塞の患者

7)緑内障患者(抗コリン作用により症状が悪化することがある)

8)深刻な低血圧や起立性反応の既往歴がある、または疑われる患者

9)女性、19歳未満の小児

十六五歳以上の高齢者

保管及び取り扱い

1.子供の手の届かないところに保管すること

2.他の容器に入れ替えることは事故の原因となり、又は品質維持の面で望ましくないので、これに注意すること